陳氏太極拳協会双月会

~双月会入会のいきさつと1年を振り返って~

 「ウ!ウ~……」。1998年3月末の午後11時半ころ、煙草を吸い終わって部屋に行こうと立ち上がった時、突然胸を締めつけられる痛み。夜中に電話してもらい、かかりつけの内科にて緊急処置を受け、その後救急車で高度救命救急センターに搬送。カテーテル検査等の結果、冠攣縮による安静時狭心症と診断。一か月余りの入院ののち、投薬と定期通院、それにウォーキングを主体とした健康管理(当然禁煙)でなんとか定年まで勤務。

 いきなりの不吉な描写で失礼いたしました。この四十歳前の経験にて「いつどうなるかも知れない身体だ」と感じました。退職後一年半ほどを経た2021年6月、多数の文献でも健康に良いとされ、以前から気になっていた太極拳を教えてもらえる場を検索する中で、双月会のホームページに出会いました。早速事務窓口の五十嵐氏に問い合わせを行った。6月23日えーるピアでの双月会練習時に体験。会員皆さんの温かい対応を受けてすぐに入会を決め、翌週の6月30日に入会の手続き。

 さて、太極拳を全く未経験の私。竹之内先生の丁寧な指導を受けながら一か月余りが過ぎた頃、コロナウィルスの第5波の影響で8月、9月の双月会練習が中止。この二か月間は四正太極拳の流れだけでも覚えようと陳沛山老師の動画を視聴。10月から双月会練習を再開して今日に至っている。全く初心者の域を出ない私ですが、今年に入って丹田呼吸(逆複式呼吸)を意識し始めてから、便通の改善がみられたことは嬉しい変化でした。最近は特に丹田と纏糸を意識しながらの練習を行い、時々手指のピリピリ感を感じているところです。今後も練習を積み重ねながら、少しずつでも変化が現われることを期待する毎日です。

2022年5月 双月会会員 T.Y