陳氏太極拳協会双月会

〜「双月会」の2023年6月10日の交流会への取組み〜

今年2月12日老師講習会の折今年の6月10日交流会があると知りました。

「双月会」としては初めての交流会。つまり、九州支部の皆さんの前での実質「双月会」のお披露目と言えるでしょう。

交流会迄約4ヶ月

交流会の演目についてはまだ会として立ち上げて3年ほど(しかもほぼコロナ禍)という「双月会」に「四正太極拳」以外の選択肢はありません。
なので演目は「四正太極拳」で即決定です。

曲は会員からの意見を募りTBS系「日曜劇場」枠で2009年に放送された「JIN」のテーマ曲に決定です。

さて、交流会前の「双月会」の練習日。
不安の声が挙がります。
会員「コレ、交流会で本当にやるんですか?」
指導者「やります。^_^」
会員「めっうちゃ怒られるかも…(^^;)」
指導者「その時はその時!潔く謝りますっ!大丈夫!私が責任取りますっ!」
実はこんな会話が交わされていたのでした。

しかし、やるとなったらやるのが「双月会」!

やる事が決まると一挙に動き出します。

音楽をスマホから流していると会員S氏の「Bluetoothスピーカーありますよ!」
の声!

集体の動き(タイミング)を指導者が動いてみせるとHさん、Nさん他数名スマホでの動画撮影、更にグループLINEのノートでの共有❣️

I氏「スマホ画面が小さい人にはDVDに落とします」の声!

会場での立ち位置についてはまだ新しく入った会員を真ん中にベテランが四方を固めるスタイルが確定!

指導者がまだ動きと音楽の協調かうまく伝えられない中でも「会員が頑張る!」の頼もしい声!

会員同士で教え合い励まし合う姿に胸を打たれました。

こういう会は陳氏太極拳協会の中でももしかしたら「双月会」だけなのかもしれません。

その他にもなんと会員の会場確保による表演会のための「自主練」も行われる素晴らしさです。
指導者に依存しない「双月会」の運営ぶりが伺えます。

さて、いよいよ表演会当日!
お昼休み表演会直前、それぞれの会が最終仕上げの確認をする中「双月会」は…。

練習しません。

なぜって「当日は本番まで練習禁止!」と指導者に言われたからです。

会場にアナウンスが響きます。
「プログラム番号2番、「うーしゃんず」(双月会)による四正太極拳交流会バージョンです。」

「JINのテーマ曲」に合わせて四正太極拳が始まり…表演は終盤…太極収勢へと流れて行きます。

観客(あ、終わったな…)
拍手しようと手が動くのが見えます。
しかし…
「うーしゃんず」は終わらない。

観客(!!)

私には「うーしゃんず」(双月会会員)の
(さあ!ここから!)
という声が聞こえてきそうです。
観客から一瞬驚きの表情。

(よし!)
四正太極拳の太極収勢はイコール鏡四正太極拳の太極初勢に
そのまま鏡に映されたような四正太極拳の表演です。

この4ヶ月
「普通に四正太極拳をやっただけではインパクトは残せない!コレは「双月会」の表演デビュー!何とかインパクトを残しましょう!」
そう言って今までどこの会もやった事のない四正太極拳をする事にしたのです。

套路も曲の盛り上がりに右左金鶏独立がくる様に組み立てました。
曲の終了と共に収勢。
抱拳礼で退場。
会場に拍手が起こりました。

会員の顔から無事にやり終えた。との安堵の笑顔が溢れます。

(良かったね)(よかった)

会員「めっちゃ怒られるかも…」
と心配していた「双月会」の会員の心配をよそに
「まぁ、交流会は皆んなが楽しむのが目的だから」
と言ってくださった関係者の優しいお言葉。
感謝です。

表演会ではその後各教室指導者、さらに沛山老師の表演へと続き、その内勁の素晴らしさは言葉もありません。

後日表演会の記録動画を確認した「双月会」の会員からは無事に終わった安堵と「結構合ってたかも?」「良かった」
の声が寄せられました。
何より動画に残されている会員の笑顔が私にとっては何よりの喜びでした。

次に表演会のある時はぜひ実力で爪痕を残したい。
そんな事も思いました。

「双月会」の皆様!
本当にありがとうございました。
皆様の努力が見える表演でした。
感謝!感謝!感謝!

次には会員全員で参加出来たらいいなぁ。

また、これからも皆で楽しく太極拳を学び交流を深めて行きたいです。


「双月会」はただ今新会員募集中です。
ぜひご検討よろしくお願いします。
「双月会」竹之内朋子