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2026年2月8日 そんな中で会員から一つ聞き取れなかったと言う老師の言葉が話題になりました。 この刀身の「溝」これは日本では「樋」(ひ)と言います。 ここからは私の知る日本刀の「樋」についてのお話になります。 刀身に樋を施すことを「掻く」(かく)あるいは「突く」(つく)と言い 今回「うーしゃん」(「双月会」のイメージキャラクターで「X」で活動中)が「会員様が老師の言葉が聞き取れなかったとのこと。「樋」にはどういう意味があるのでせうか?」 「血という話だったような。」 確かに「樋」の別名に「血流し」というものもあります。 ただ私個人的には日本刀においては「樋」が「血流し」の為に作られた。と言うのには少し疑問がありました。以前刀剣を製造(鍛造)する所に「御幣(ごへい)」と呼ばれる神具(神社のしめ縄などに吊るされた白い紙に竹の棒などが付いたもの)が飾られているのをみた事があるからです。 また、日本では現存する鎌倉時代の刀も多く如何に大切にされてきた(手入れされてきた)のかがわかるのです。 それほど大切にしてきた刀が、「樋」を通すことで手入れが大変になるのが容易に想像出来ます。(血の拭き残しがあると錆びる、曲がった時の直しが大変など…) 今回この話を聞いて 以前中国ドラマで戦士が敵に向かう様子(刀剣を斜め下に地面に擦り付けるように突進する)が日本では考えられない。と驚いた事があります。 日本で樋が掻かれ始めるのは鎌倉時代の中期。この頃は日宋貿易(にっそうぼうえき)が行われていた頃です。 もしかしたら中国で掻かれていた「樋」の文化が日宋貿易を通して日本に輸入されたのかもしれませんね。 沛山老師の「樋」についてのお話。 日本では博物館関係者でさえ「樋」の意味するところははっきりとはわからないと言われます。 もしかしたら中国での「樋」の文化的意味は沛山老師の様な立場の方々には伝わっているのかもしれません。 またいつか講習会でその辺りの事をお話し頂けたら…。 「双月会」は今年度も新会員募集中です。 「双月会」竹之内 |
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